イギリス 布団の暖かさについて

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イギリスと日本の布団事情はだいぶ違うように感じた。
イギリスの布団事情から学べることもいろいろとあったのでまとめる。

温かさを示す単位「Tog」

イギリスの布団には暖かさを示す単位が付いていて便利だ。

Choosing your tog:トグを選択する

Duvets come with their own scale of warmth called a ‘tog’.
羽毛布団には、「トグ」と呼ばれる独自の暖かさの尺度があります。

This refers to how effective they are at retaining warm air.
これは、暖かい空気を保持する効果の大きさを表しています。

Choose a higher tog for cold nights and lower for warm nights.
寒い夜にはTOGの高いものを、暖かい夜には低いものを選びましょう。

Togは熱抵抗とも呼ばれ、単位面積あたりの熱抵抗の大きさを表す指標。
繊維産業でよく使われ、羽毛布団やカーペットの下敷きなどによく表示されている。
イギリス・マンチェスターのシャーリー研究所がSI単位であるRSIに代わる分かりやすい単位として開発した。

断熱係数の基本単位はRSI(m2K/W)。
1Tog=0.1RSI。 熱伝達率(SI単位 ワット毎メートル毎ケルビン(W/K))の逆数を面積で割った値。

Wikipedia

Light Duvet (1-4.5tog):夏用布団
Mid-weithg Dupet(7.5-10.5tog):春秋用布団
Warm Duvet(13.5-15tog):冬用布団

Duo Duvet:二重布団

A lighter weight and heavier duvet that can be clipped together or used individually creating 3 different togs
軽い羽毛布団と重い羽毛布団を組み合わせて、3種類のトグを作ることができます。

Great for all sleepers
すべての睡眠者に対応

Provides comfort through all seasons
全季節快適な使い心地

これはワテにとって目から鱗であった。
理論としては理解できる。「暖かさ2」と「暖かさ3」を重ねたら「暖かさ5」。
布団ってもっと高尚なものだと思っていたんだけどな。

「20℃の水」と「30℃の水」を混ぜても「50℃の水」にはならないように、布団は重ねりゃいいってもんじゃないと思っていたが、どうやら重ねりゃいいようだ。

実際にワテは、下記の「4.5tog」と「10.5tog」がセットになっていた布団を購入したが、満足している。
この2枚で1年戦える。

素材の種類

Choose your filling:詰め物を選ぶ

Natural:自然
Good for durability and breathability while remaining comfortable and soft
耐久性、通気性に優れ、快適でやわらかな肌触り

Synthetic:合成繊維
Ideal for allergy sufferers and are easy to wash and care for
アレルギー体質の方に最適で、洗濯やお手入れが簡単です。

日本では「布団と言えば羽毛」というようなイメージがある。
イギリスでも同じように「羽毛は高級品」というイメージであるようではあるが、一般的にはポリエステル製が主流の様だ。

イギリスで「羽毛」があまり使われていない理由として、「羽毛」にはモスが発生するからかもしれない。

温かさは「Tog」で表示されており、ポリエステルも羽毛も暖かさに差は無い。

耐久性、通気性、快適性が自然(羽毛)の方が優れているようだ。
耐久性に関しては、合成繊維の方が安いので、寿命が来たら買い替えればよい。
通気性、快適性について、ワテは日本では羽毛布団を使用していたが、違いは良くわからない。

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